事業報告

令和4年度 事業報告

 えりも福祉会はその経営理念のもと、「基本的人権の尊重」「自立生活の支援」「ご利用者本位の安全で質の高いサービスの提供」「ご利用者の生活の質の向上」「個人情報の保護とその適正な運用」などを基本方針として経営してきました。昨年度に引続き、令和4年度も新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ご家族の面会や各種行事の実施を制限・縮小せざるを得ない状況となってしまいましたが、そのような中でも、やまと苑の持つ力量を最大限発揮すべく努めてきました。

 しかしながら、昨年末に特養ホームにて新型コロナウイルスのクラスターが発生し、終息までに約1か月半を要したことにより、ご利用者、ご家族、関係者の皆様には、大変なご心配とご迷惑をおかけすることとなりました。今後は、より一層感染防止に努め、安心安全な施設運営を目指す所存であります。

 経営の収支については、特養ホーム・ショートステイ・デイサービスの三事業全てにおいて、新型コロナウイルスの影響による稼働率の低迷から採算性が確保できず、えりも町からの助成により、事業の経営を維持することができました。今後全事業について、経営の立て直しが急務となります。

事業稼働状況


特養短期通所
利用人数(人)11,693

2,551

2,050

稼働率(%)

80.1

69.9
43.2

社会福祉法人えりも福祉会事業概要

令和4年度社会福祉法人えりも福祉会の事業概要を次のとおり報告します。

1.本部関係の運営について

(1) 理事会の開催状況

第1回理事会令和4年 5月26日  決議の省略の方法による決議(書面)
令和3年度各事業別事業報告書の承認について他 全5件
第2回理事会
令和4年12月15日  理事5名・監事1名出席
令和4年度各サービス区分の補正予算の承認について他 全4件
第3回理事会
令和5年 3月20日  理事5名・監事1名出席
令和5年度事業計画の承認について他 全4件


(2) 評議員会の開催状況

第1回評議員会
令和4年 6月10日  決議の省略の方法による決議(書面)
令和3年度各事業別決算報告書の承認について他  全1件

(3) 監事会の開催状況

第1回監査会令和4年 5月18日
令和3年度決算監査及び令和4年1月から3月までの会計執行状況、理事業務執行状況、施設運営・入所者処遇状況についての監査
第2回監査会
令和4年 7月 7日
令和4年4月から6月までの会計執行状況、理事業務執行状況、施設運営・入所者処遇状況についての監査
第3回監査会
令和4年10月11日
令和4年7月から9月までの会計執行状況、理事業務執行状況、施設運営・入所者処遇状況についての監査
第4回監査会
令和5年 1月17日
令和4年10月から12月までの会計執行状況、理事業務執行状況、施設運営・入所者処遇状況についての監査

2.施設事業関係について

(1)事故や身体拘束・虐待予防に向けた組織体制の強化を図りました。
(2)施設サービスの質についての自己評価を実施し、改善策・改善計画の検討を行い、サービスの質を向上させるための取組みを実施しました。
(3)苦情(相談)解決の窓口を有効に機能させ、利用者からの苦情を適切に解決するように努めました。
(4)各種研修により職員の自主性や能力開発を促す中で、人材育成を図りました。 
(5)職員の資格取得を推進し、職員の専門性を高めることで、サービスの質を向上させるための取組みを実施しました。
(6)組織の活性化を高める目的から実効性のある職員人事考課制度の導入について調査研究に取組みました。
(7)職員が明るく活き活きとし、組織人としての連帯感を強め、働きがいのある職場環境の醸成に努めました。
(8)職員の意識改革と組織の活性化を図るため、必要に応じた特養ホームとデイサービスセンター職員の人事交流に努めました。
(9)コンピューターの効率的な活用により業務の省力化と簡素化を図り、各部署間が有機性を高め、業務全体の密度を高め利用者のサービスの向上につなげるための取組みを実施しました。
(10)個人情報に関する規則に則り、個人情報を適切に管理運用できる環境整備の推進に取組みました。
(11)各種規程の整合性を精査し、職務分掌にあわせて体系的に整理を進めましたが、さらなる体系的整理に向け、一層取組みます。
(12)施設機能の維持改善のため、計画的な機器の改修、更新や建物の維持管理に努めました。
(13)えりも町からの委託業務であるケアホーム「いずみ」について、その目的にそって適正な利用とその支援を積極的に進めるための取組みを実施しました。
(14)えりも町及び関係機関と連携を図り、密度の濃い情報交換を行い施設経営の目的達成に取組みました。

主な庶務事項

自:令和3年  4月  1日
至:令和4年 3月31日

4月

事項
1開苑記念を祝う会
5・小山Dr回診
19・職員採用試験(臨時介護員)
・小山Dr回診

5月

事項
10・小山Dr回診
17・小山Dr回診
20・防火設備等立入検査(消防支署職員3名)

6月

事項
7・小山Dr回診
14・小山Dr回診
21・やまと苑山側干場付近で熊の目撃情報あり
27・参議院議員通常選挙期日前投票支援(利用者2名)
28・A重油見積合わせ実施
29・利用者新型コロナワクチン接種(4回目)

7月

事項
5・職員採用試験(デイ臨時介護員)
・小山Dr回診+短期利用者コロナワクチン接種
12・小山Dr回診
17・理髪の日
26・特養運動会(室内)

8月

事項
1浦河保健所より食中毒警報発令~48時間
2・職員採用試験(いずみパート管理人)

・小山Dr回診
10・小山Dr回診
浦河保健所より食中毒警報発令(2回目)~48時間
22・職員コロナ陽性者1名発生に伴う協議(接触者なし)
25・職員コロナ陽性者追加で1名発生に伴う協議(接触者あり)
26・デイサービス臨時休業(コロナ対策)
・コロナ陽性職員との接触のあった職員24名の検体提出
27・検体提出者24名の陰性を確認
29・デイサービス臨時休業(コロナ対策)
30・小山Dr回診

9月

事項
6小山Dr回診
7・やまと苑花火大会
27・小山Dr回診
A重油見積合わせ実施
28・やまと苑敬老会 

10月

事項
4・小山Dr回診
6・安全運転管理者講習(於浦河町)事務課長
・防火設備等立入検査(消防支署職員2名)

11月

事項
1・小山Dr回診
22・小山Dr回診+利用者コロナワクチン接種
24・デイサービス臨時休業
25・デイサービス臨時休業
29・小山Dr回診

12月

事項
6・デイサービス臨時休業
・デイサービス臨時休業
9・職員コロナ陽性1名発生に伴う協議(接触者あり)
11・コロナ対応協議
12・コロナ陽性職員との接触のあった利用者・職員42名の検体提出
13 検体提出利用者1名(SS利用者;反応強)の陽性を確認
 利用者コロナ陽性1名発生に伴う協議
 職員コロナ陽性1名発生に伴う協議(抗原検査)
 浦河保健所3名来苑し、今後の対応協議
14 特養職員29名の検体提出
 浦河保健所よりN95マスク受取り
 コロナ対応協議
15 検体提出職員3名(反応弱)の陽性を確認
→そのうち、1名については療養期間後の残存的反応
 コロナ対応協議
16 コロナ対応協議
 日高振興局よりガウン400枚受取り
 町保健福祉課より手袋、N95マスク、フェイスシールド受取り
18 利用者コロナ陽性1名発生に伴う協議(抗原検査)
19 職員コロナ陽性1名発生に伴う協議(抗原検査)
20 利用者コロナ陽性1名発生に伴う協議(抗原検査)
 小山Dr回診
21 コロナ対応協議
22 利用者コロナ陽性1名発生に伴う協議(抗原検査
23 利用者コロナ陽性1名発生に伴う協議(抗原検査)
・暴風雨によりえりも町内全域停電発生
25・利用者コロナ陽性3名発生に伴う協議(抗原検査)
26・利用者、職員コロナ陽性各1名発生に伴う協議(抗原検査)
27・A重油見積合わせ実施
・小山Dr回診
利用者、職員コロナ陽性各1名発生に伴う協議(抗原検査)
28利用者、職員コロナ陽性各1名発生に伴う協議(抗原検査)
29・医療関係機関との協議(於えり診)
・利用者コロナ陽性2名発生に伴う協議(抗原検査)
30・コロナ対応協議

1月

事項
1・  利用者コロナ陽性1名発生に伴う協議(抗原検査
2・職員コロナ陽性1名発生(抗原検査)
3・利用者コロナ陽性1名発生(抗原検査)
4・利用者コロナ陽性2名発生(抗原検査)
8・利用者コロナ陽性1名発生(抗原検査)
10・コロナ対応協議
17・小山Dr回診
・コロナ対応協議
24・コロナ対応協議
・小山Dr回診
25・コロナ終息宣言

2月

事項
1・職員・利用者健康診断(於やまと苑)
3・節分(豆まき) 
14小山Dr回診 

3月

事項
27・A重油見積合わせ実施
28小山Dr回診  

事務課業務

実施業務内容

1.本部事務

(1) 理事会・評議員会運営、監事監査会執行のための事務業務を滞りなく実施しました。
(2) 本部運営に係わる各種登記手続きを滞りなく実施しました。

2.事業管理

 (1) 施設サービスの質についての自己評価を実施し、評価結果の周知に取組みました。
 (2) 年度事業計画・評価・事業報告を計画的に取りまとめ、事業の円滑化推進に取組みました。

3.財務管理

 (1) 収入の確保と支出の抑制を図り、バランスのとれた財政基盤確立に努めましたが、稼働率のさらなる向上等財政基盤の確立に向けて、一層取組みます。
 (2) 財務に係わる基本的な知識の確認・新会計基準方式習得のための研修参加に取組みました。

4.人事労務

 (1) 職員の欠員によるサービスの低下が生じないように、関係機関と連携し、速やかな欠員補充に努めましたが、欠員補充の強化に向けて、一層取組みます。
 (2) 労務関係の規約規程を整備し、職員が働きやすい環境作りの推進に取組みました。 

5.庶務管理

 (1) 事務業務関連の書類について、適切に管理運用できる環境整備の推進に取組みました。
 (2) 必要に応じて、行政等の関係機関へ速やかな調査報告・届出を行うとともに届出書類の電子化を推進し、届出業務の省力化・効率化に取組みました。

6.設備管理

 (1) 建物・設備については、有資格の専門業者による定期法令点検を実施するとともに、必要に応じ補修し、建物・設備の安全性や本来機能維持に取組みました。
 (2) 施設内におけるエネルギー使用量(暖房・水道光熱費)の調整を実施し、省エネルギー化・経費節減化に取組みました。

7.安全対策

 (1) 年間防災訓練計画に基づき、夜間・昼間を想定した避難訓練を年2回予定していましたが、新型コロナウイルスの影響により実施に至りませんでしたので、今後密にならない訓練方法の検討を含め一層取組みます。
 (2) 業務内外を問わず、車輌安全運転・交通事故防止の周知・徹底の強化に取組みました。 

業務課業務

実施業務内容

  1. 限られた人的資源で、より多くの適切なサービスを提供できるための一環として、摂食介助のリソース増加に向け、管内施設の実態調査及び報告書を作成しました。今後改善に向け、一層取組みます。
  2. 働きやすい職場づくり、職員の定着に向け、SNSの開始や職員面談を実施しました。今後も一層取組みます。
  3. 感染の水際対策や、クラスターによる利用者減少があり、稼働率が著しく低下しました。特養では、退所者が13名に対し、12名を新規に入所いただいたところですが、稼働率の向上には至りませんでした。未だ、入所待機者の減少や、水際対策的見地からの制限等、厳しい環境にありますが、一層取組みます。
  4. 「人員、設備及び運営に関する基準」の一部改正(令和3年3月19日老発0319第6号に基づき、安全対策推進委員会要綱、感染症版BCPを作成しました。今後も法令、基準に適した仕組みづくりに努めます。
  5. 新型コロナウイルス感染症の動向や諸制度の把握に努め、国のガイドラインに基づいで、感染症版BCPを作成し対応に努めてまいりました。しかしながら、一時、熱発者が受診できない。また、陽性者でも入院加療を受けられないという、BCPの想定以上の事態に陥り、対応に困難を極めることとなりました。 今後、制度や地域実情を踏まえ、より実効的に対応できるよう、一層取組みます。

介護サービス

実施業務内容

  1. 安全で楽しめる食事環境を提供できるよう、以下の項目について行いました。
     (1)食事席やテーブルは適正か毎月見直しを行いました。
     (2)利用者への目配り、援助ペースは適正か毎月見直しを行いました。
  2. ケアプラン周知の機会を設け、情報共有しケアを行いました。
  3. 安全な入浴提供のため、入浴形態や入浴日の見直しを定期的に行いました。
  4. 見守り重点者のピックアップや移動援助の優先度を見直しましたが、運用までには至りませんでした。安全性の強化のため、一層取組みます。
  5. 利用者の整容を確実に行うため、チェック表を活用し、課題の抽出を定期的に行いました。 
  6. 接遇の質を高めるための検討を行いましたが、具体的な取組みの実施までには至りませんでした。意識向上が図られるよう、より一層取組みます。
  7. 介護個別マニュアルに遵守した業務ができているか見直しを行いました。
     (1)一部、見直しできなかったマニュアルが残りましたので、今後、一層取組みます。
     (2)年度計画を立てましたが、一部見直しできなかったマニュアルが残りましたので、今後、一層取組みます。
  8. クラブ活動の充実化・多様化のため、評価・更新を行いました。

相談援助サービス

実施業務内容

  1. 情報の管理
    (1)情報の性質や背景を理解し、各種情報の収集、精査、発信を行いました。
    (2)利用者の状況(年齢・家族構成など)等、必要な情報を整備しました。
    (3)個人情報保護の業務指針に沿って適切な管理に努めました。 
  2. 利用者との信頼関係の構築
    (1)気持ち(思っていること、家族・家への想い、施設生活に関することなど)を聞く機会の確保に努めました。
    (2)必要に応じ代弁機能を果たし、社会資源に対する働きかけに努めました。
    (3)希望に応じビデオ面会等の代替手段を用いて、利用者と家族が交流できる機会の確保に努めました。
  3. 施設サービス計画
    (1)介護・看護・栄養・相談の各専門職が主体的に作成、評価に取組めるよう支援に努めました。
    (2)定められた更新期間を遵守しました。
    (3)利用者等が見やすく、理解しやすい表現を用いる事に努めました。(文字の大きさや、注釈、図解を付ける)
    (4)事故予防、再発防止に一層の重点を置きました。また、事故があった時には、再発防止の為、その内容を検討、必要に応じ速やかに変更しました。
    (5)短期事業においても、相当な利用期間となる場合、適宜、再アセスメントやプランの見直しができるように努めました。   
  4. 事業・サービス内容の説明と同意
    (1)利用開始にあたり、利用契約書及び同重要事項説明書の説明と同意を得ました。
    (2)施設サービス計画等の説明を行い、同意を得て交付しました。 
  5. 社会的手続きの代行
    (1)要介護度更新・変更申請手続きを代行しました。
    (2)預かり金契約対象者の生活通帳等の管理を行いました。
    (3)一般的な支払い等の代行をしました。(社会通念上、支払いが妥当なもの、契約者への不利益が明らかにないものに限る。)
    (4)利用者等ができない場合、各種社会的手続きの代行をしました。(利用者の判断能力、家族支援力・住居地等を勘案した上で。)
  6. 要介護認定調査
    保険者の依頼に基づき実施いたしました。 (令和4年度19件)
  7. 権利擁護
    (1)苦情の内容及び、背景や取り巻く環境の調査・分析をし、解決策を検討しました。また、法人が迅速な対応ができるように働きかけました。
    (2)必要に応じて成年後見制度等の紹介、活用等支援をしました。
  8. 関係機関・施設・地域との連携
    (1) 居宅介護支援事業所や、他施設と連携し、円滑にサービス提供ができるように努めました。
    (2)地域ケア会議、サービス担当者会議等に出席し、支援体制づくりへの情報提供・提案を行いました。
    (3)町内及び近隣市町村の高齢者の状況・支援体制の状況に関する情報収集に努めました。
    (4)短期入所生活介護事業において、担当者会議の開催とその記録、サービス提供票の管理、居宅介護支援計画と適正運用等、ケアマネジメントの各要諦に不備があることが散見されています。都度、改善に努めるよう、各事業所に働きかけていきます。
    (5) コロナ禍による影響等により、北海道老人福祉施設協議会日胆ブロック相談員部会は開催されませんでした。 
  9. 利用率の向上
    (1)コロナ禍による影響等により、特養利用率97%の達成には至りませんでした。感染の動向を把握しつつ、利用率の向上に向け、一層取組みます。
    (2)コロナ禍による影響等により、5%枠(老企第40号に根拠を置く)の有効活用には至りませんでした。感染の動向を把握しつつ、利用率の向上に向け、一層取組みます。
    (3)当苑の介護・看護機能及びえりも地域の医療、療養機能を考慮しつつ、無理のない入所や利用の調整に努めました。 
    (4)当苑の介護・看護のリソースを最大限に発揮・大きくすることはできないか検討しましたが、利用率の向上には至りませんでした。今後も検討を継続し、一層取組みます。
  10. その他
    (1) 高齢者の心身に関することや、社会資源・制度の仕組みについて、ケース検討や研修参加を通して学習しました。
    (2)法改正に伴い、当苑の体制と照らし合わせ、介護報酬の加算要件にないか確認し、必要な処置をとりました。
    (3)給付管理を適切に行いました。
    (4)入所判定に必要な情報の整備と資料の作成を行いました。
    (5)コロナ禍により、ご家族の面会制限、理髪店の来苑中止等、様々な制約のある生活を強いられてきました。対し、少しでもその制約を補填しようと、テレビ電話による面会、最近の様子を撮影しお届けすること、職員による理髪等、新たにサービスの提供を始めました。引続き、少しでも生活の質が向上できる様、取組みます。

看護サービス

実施業務内容

  1. 保健・衛生・医療
    (1) 食事・水分摂取量、排泄状況の情報を他職種と共有し、早期対応できるよう取組みました。
    (2) 嘱託医、えりも診療所との連携を密にして疾病障害状況の把握を適宜実施しています。体調不良時の対応はスピーディーに実施できていますが、回復期からアップする際の発信・情報提供が十分でなかったことから、スムーズに実施できるよう一層取組みます。 
    (3) 事故の発生防止を強化したものに服薬管理マニュアルに沿って業務実施し事故のないよう取組みました。
    (4) 褥瘡マニュアルに基づき、アセスメント表を作成・運用しました。発症者の早期治癒・再発予防にむけて、一層取組みます。
    (5)コロナ禍で研修は見送りました。感染予防に配慮しながら、実施できる方法を検討し継続的に取組んでいきます。
  2. 健康診断
    利用者健康診断を2月1日に26名 実施しました。
  3. 感染予防対策
    (1)日常生活の中で環境整備、換気を充分に行い、手洗い、うがいの励行に心がけ、各種感染症の予防に取組みました。
    (2)感染予防対策委員会と連携し、インフルエンザ予防対策を実施しました。結果、利用者の罹患者はいませんでした。                                                                               (3)・インフルエンザ予防接種を実施しました。・・・令和4年10月11月
      ・肺炎球菌ワクチン予防接種を実施しました。・・・令和4年9月6日
      ・新型コロナワクチン接種を実施しました。・・・令和4年6月11月
    (4) 各種感染症を過剰に恐れ、利用者への介護サービスの低下を招かない様、取組みました。 
  4. 機能回復訓練
    (1) 日常生活全般がリハビリであるという考え方を基本とし、レクリエーション参加行事他、余暇活動を通じて能力減退の予防に取組みました。
    (2) 健康維持・増進を図ると共に、個々の身体機能と生活に合わせケアプランを作成し、機能回復訓練の計画・実施に取組みました。
  5. 環境整備
    環境整備マニュアルを整備し、介護職と連携して取組みました。

栄養・給食サービス

【実施業務内容】

利用者の年齢・健康・嗜好を考慮しながら、安全でかつ楽しめる食事作りをし、衛生面で安心な食事を提供できるよう努めました。

  1. 食事時間
    概ね提供時間を守り実施しました。
  2. 適時適温
    適時適温での食事提供へ向け、一層取組みます。
  3. 盛り付け
    食彩や盛り付けの工夫をし、食べやすく目で見て楽しめる食事提供を実施しました。
  4. 食事の嗜好、希望
    残食量の確認・職員アンケートを実施し、利用者の嗜好を把握しました。また、希望がある場合については、可能な限り尊重した食事提供を実施しました。
  5. 誕生日献立
    誕生日の利用者に対し、ムースやゼリー等のデザートと誕生日カードを提供しました。
  6. 行事食
    季節・行事に合わせた食事提供を実施しました。
  7. 栄養ケアマネジメント
    特養利用者に対し、スクリーニング・アセスメントを行い、栄養ケア計画を立案し、実施しました。
  8. 衛生管理
    衛生管理マニュアルを厳守し、安全な食事を提供しました。

実績データ

給食数

単位:食 

事業区分特養短期通所いずみ検食合計
年間供給食数34,764
7,502
1,930
2,874
1,095
48,165
1日平均供給所数95.2
20.6
7.9 
7.9
3

えりもデイサービスセンター

実施業務内容

  1. サービス提供
    (1) 通所介護計画・第1号通所事業計画
      「居宅サービス計画」に基づき「通所介護計画」「第1号通所事業計画」を作成しカンファレンスを行いましたが、遅れて計画書を作成していたので、毎月計画的に作成出来るようより一層取組み  ます。
    (2) 接遇
      言葉遣いの研修を予定していましたが、時間が取れず年度内にはできませんでしたので、早めに計画を立て実施するよう継続的に取組みます。
    (3) 軽運動等、アクティビティ活動の実施   
    ・月毎の計画に基づき、集団体操、音楽、創作活動を通して、心身機能の低下、防止を図るべく実施しました。
    ・アクティビティ活動について、計画に基づき実施することができました。
    季節行事等にちなんだアクティビティ活動を行ったり、季節に合ったイラストを入れてカレンダー作りを実施しました。
    ・通所介護計画書において、機能訓練項目はありませんでした。   
    (4) 食事、おやつ、行事食
      利用者の状態に合わせた形態で食事を提供しました。
      メニューに利用者のニーズが反映されるよう取組みました。
      新たに飲み物を選択できる週を設けおやつに合わせて提供できるよう取組みました。                
    (5) 入浴
      心身の状況に応じて、適切な方法で入浴サービスを実施しました。
    (6) 排泄
      プライバシーを守り、適切なサービスに取組みました。
    (7) 健康管理
      バイタル測定を行うとともに、口頭にて体調の確認を実施しました。自己服薬が困難な利用者には、服薬援助を実施しました。
    (8) 送迎
      交通ルールを遵守し、利用者に合わせた車輌を使用し送迎するように取組みました。
    (9) 事故防止
      日々のミーティングで安全対策に関することを話し合い職員が情報共有し、事故防止に繋げるよう取組みました。 
    (10) 家族に対する支援
      連絡帳を活用しサービスを実施しました。また、必要に応じ連絡、相談を行いました。
  2. 関係機関との連携
    新規利用者の受け入れ時は、担当介護支援専門員と同席し、利用者の情報、サービス内容を共有できるよう面談を実施しました。
  3. 職員の資質向上
    日々のミーティングや業務連絡表を活用し、職員が常に共通した情報を持てるよう、取組みました。また、職場内研修に参加し知識向上に取組みました。
  4. サービス提供の適正化
    既存マニュアルの見直し改正を行い、サービス提供の適正化に取組みました。 また、利用者の意向と満足度を調査し、更なる質の向上に取組みました。

感染予防対策委員会

実施業務内容

  1. 予防対策の実践力を高めるための職員教育について実施しました。     
    (1) 食中毒予防、感染症予防の内部研修を実施しました。              
    (2) 吐物処理の内部研修はコロナ禍のため全員は実施できず、新人のみ実施しました。研修方法を工夫し一層取組みます。 
  2. 衛生管理業務が適正に行われるよう、システムの管理を行いました。      
    (1) ケア後の手洗いに加え手指衛生の実態や課題確認、改善点を提言、実施状況の確認について一層取組みます。              
    (2) 各係が行っている衛生管理業務の実態と課題を確認し必要な改善について一層取組みます。
  3. インフルエンザ等の感染症の動向把握と予防対策のマネジメントを実施しました。

委員会開催状況

内容
413

・北海道地域のインフルエンザ発生状況の把握  ・インフルエンザ予防対策

・事業報告(案) ・年間活動計画 ・新型コロナウイルス予防対策
511・新型コロナウイルス予防対策
68・新型コロナウイルス予防対策 
713・新型コロナウイルス予防対策  8月 書面開催
914・新型コロナウイルス予防対策
1012・インフルエンザ予防対策 ・新型コロナウイルス予防対策 
119・インフルエンザ予防対策 ・新型コロナウイルス予防対策
28・インフルエンザ予防対策 ・新型コロナウイルス予防対策・事業計画評価
38・インフルエンザ予防対策 ・新型コロナウイルス対策
会議中止
12月1月はコロナクラスター(12/7~1/24日 49日間)発生で感染予防対策委員会は開催していません。随時、コロナ対策会議で対応。

人材育成マネジメント委員会

実施業務内容

  1. 職場内研修(職場内OFF-JT)の充実
    (1) 年間の研修計画を作成し、全体に周知しました。
    (2) 身体拘束廃止、職業倫理、虐待防止、プライバシー保護に関する包括的研修を企画しましたが、新型コロナウイルス感染予防の為、研修の実施は見送りました。
    (3) 新型コロナウイルス感染予防の為、研修方法が限定され、ニーズに応じた研修を十分に実施することができませんでした。来年度はニーズに応じた研修を実施できる様、一層取組みます。    
    (4) 研修講師に対し、助言評価による還元ができる様、実施しました。    
  2. 研修の仕組み・体制の改善、強化
    (1) 理解促進や目的達成を把握するためのワークを実施しました。
    (2) 研修対象者が無理なく参加できるように研修方法や内容、時間について検討しました。また、研修に参加できないものに対し、フォローアップする仕組みづくりを実施しました。
    (3) 新採用者(中途採用を含む)が必要な研修を受けられる様、取組みました。     
    (4) 新型コロナウイルス感染予防の為、職場外研修への参加が制限されていました。来年度は職場外研修(職場外OFF-JT)に参加した職員が、職場内研修の講師を担い、その内容を職場で還元できる様、一層取組みます。     
    (5)集合研修ができない環境下でも、学習ができるよう、動画研修や少人数での研修を取り入れる等行いました。次年度は状況に応じた研修ができる様、一層取組みます。


職場内研修会実施状況

No. 研修名 対象 参加人数
第1回4
新型コロナ感染者発生シミュレーション⑥(前年度からの継続)デイ  4名
第2回4
新人研修特養介護  1名
第3回
5
新人研修特養介護  1名
第4回7
食中毒・手洗いについて全職員40名
第5回8
新人研修デイ介護 1名
第6回2
27
新人研修いずみ管理人1名

委員会開催状況

内容
420年間活動計画の決定/活動計画の確認・審議/研修ニーズ調査/前年度事業報告/新人職員研修等
525研修ニーズ調査結果/新人研修進捗、今後の方針について/6月研修企画
623内部研修実施内容検討/新人研修進捗
725外部研修受講実績/研修計画進捗状況(実施中・企画・実施検討)/新人研修進捗
1026外部研修受講実績/研修計画進捗状況(実施中・企画・実施検討)/新人研修進捗
224外部研修受講実績/研修計画進捗状況(実施中・企画・実施検討)/新人研修進捗/次年度事業計画
327外部研修受講実績/研修計画進捗状況(実施中・企画・実施検討)/新人研修進捗

リスクマネジメント委員会

実施活動内容

  1. 感染予防の観点から、集合研修の開催が困難でした。今後、集合研修以外での開催も検討し、安全、安心なサービス提供のため一層取組みます。
  2. 事故報告書の管理、有効活用のための見直しを行いましたが、課題抽出や改善が不十分でした。今後、一層取組みます。
  3. マニュアルの整備及び運用の実態の把握、必要な改善に努めましたが、一部見直し実施までには至りませんでした。今後、一層取組みます。
  4. 身体拘束廃止委員会・事故検討会を適宜開催し、事故の原因・再発防止に取組みました。

委員会開催状況

※は書面開催

内容
422第1回委員会


524第2回委員会※

623
第1回事故検討会
628第3回委員会
728第4回委員会※

8    2

事故後カンファレンス1
816事故後カンファレンス2
930第5回委員会
1031第6回委員会※

1125

事故後カンファレンス3
1130第7回委員会※
322第8回委員会

地域交流委員会

実施活動内容

  1. 広報誌「やすらぎ」(4回/年)を発行しました。
  2. 利用者の様子や行事の様子等について、記録をするとともに活用できるよう一層取組みます。
  3. 山車見学(9月)、笛舞小学校児童との交流会(10月)、中央保育所交流会(11月)については、新型コロナウイルス対策のため、実施を見送りました。
  4. 職員紹介の写真の掲載、管理をしました。
  5. 敬老会(9月28日)は規模を縮小し企画・実施。新年会(1月)については新型コロナウイルス対策のため、実施を見送りました。
  6. 社会貢献活動の一環としてロータリークラブ主催のクリーン作戦(4月23日)に参加しました。10月のクリーン作戦については、町内の新型コロナウイルス流行により、参加を自粛しました。また、エコキャップやプルタブの回収を実施しました。

委員会開催状況

内容
527広報「やすらぎ」発行の企画、年間活動計画
823広報「やすらぎ」発行の企画、敬老会の企画
1128広報「やすらぎ」発行の企画、敬老会反省、新年会の企画